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製品のお手入れに関して
まずは、当工房の扱っている革の特徴を少し説明させて頂きます
当工房で使用している革の多くは、自然の風合いを保つために、必要以上の濃いコーティングを施す等表面加工をあまりしていない革が殆どです。その為、革本来の持つ傷やシワや色ムラ等表情が多く残っている革が多いのです。そういった革本来の良さを生かした仕上げをしている革を使用しています為、表面に厚くコーティングを施した均一な革を見なれていらっしゃる方のなかには傷や色ムラのように感じられる事もあるかと思います。製品に使用します革の部位は、一枚の革の中でも極力、繊維が緻密で傷や色ムラ等の少ない部分を使用しています。表面が切れている・穴が空いているといったような部分は当然使用は致しませんが、革が生き物の皮膚であった為に残っているシワや傷・またそういった事により派生する色ムラ等のある部分も、無駄にせず使用する為に、目立たない部分には使用させて頂いていますし、一部目に付く部分にも使用せざるを得ない場合があります。そういった部分に関しましては、不良品の対象とはなりませんので、予め御了承下さい。
色落ちに関しましても、現在の技術では革らしい質感を生かした素材では完全な色止め処理を施す事は不可能です。極力色落ちの少ない素材を選ぶようにはしていますが、使用条件によっては多少の色落ちは否めません。とくに濡れた状態で擦れた場合には色落ちが発生する可能性が高くなりますので御注意下さい。
また、表面処理を強く行っていない革と言う事は、同時に傷も付き易い革でもあります。使い始めの頃は傷が付き易く目立ち易いきらいが有るかと思います。ただ、使い込んでいくうちに革の持つ油分がツヤとなり色が深くなっていきますので、そういった革の持ち味が生きて来る頃には傷もあまり目立たなくなってくる事と思いますので愛着を持って使い込んであげて欲しいと思います。
表情の強さや色落ちや傷の付き易さ、そういったデメリットの多い革達が多いのですが、同時にそれらは本来の革の持つしなやかさ・力強さの多い革でもあります。そして使い込む年月と共によりあなたのパートナーとして手放せなくなる革に育っていくことと思います。
お手入れ方法
「汚れを落とし必要に応じて油分の補給をして頂く」 これが基本だと言えます。
日常的なお手入れとしては、柔らかく清潔な布やブラシで汚れや誇りを落として下さい。そのうえで、必要に応じて油分の補給をして下さい。
メンテナンス用のクリームとしては、一般には靴用のクリームとして販売されている乳化性の無色のクリーム(商品面としてはデリケートクリームという名称の物が多いかと思います)をお勧め致します。
クリームの塗布の仕方。柔らかい布にクリームを少量採り、布にクリームを馴染ませて下さい。その「クリームの馴染んだ布」で鞄を拭いてあげて下さい。クリームを直接革に塗るのでは無く、クリームが馴染んだ布で拭いてあげるのがコツです。
また、底など目立たぬ箇所でテストしてから全体に使用される事をお薦め致します。
クリームを塗った後は、少し経ってからきれいな布で乾拭きをしてあげて下さい。
鞄の場合は通常は汚れやホコリ落としの乾拭き程度をしてあげて、季節の変わり目程度の間隔でクリームのお手入れ程度で十分だと思います。
雨に濡らしてしまったりダメージを与えてしまった場合はその都度のお手入れを必用とします。
濡らした場合は、まずは乾いた柔らかい布で叩くように水気を取ります。それからまるめたタオルや古新聞等を鞄の中に詰めて形を整えます。そうして風通しの良い場所で陰干しして下さい。間違っても直射日光や温風・熱風で乾かしたりストーブのそばで乾かしたりはしないで下さい。そうして乾いてから、通常と同じお手入れを少し念入りに行って下さい。
保管方法
適度にお使い頂く事が革製品への良い保管方法と言えます。ただ、全ての製品を少しずつ休ませながらほどよく使う事は、そうは出来ないかもしれません。
やむなく、長期間使用せずに保管される際には以下の点にご注意下さい。
ホコリや汚れを落として下さい。
中に、古新聞などを丸めて詰めて下さい。型くずれの防止と、余計な湿気を吸収してくれます。
付属していた不織布の袋・ネル地や柔らかい布の袋
などに入れて下さい。風呂敷などで包んで頂くのも良いかと思います。これは、ホコリを防ぐ為です。
直射日光や高温多湿な場所を避け、適度に空気の動きの有る場所に保管して下さい。タンスや押し入れの中に仕舞いっぱなし・・・は避けて下さい。
カビの原因となりかねません。
出来れば
、時折出して空気の入れ替えを行ってあげて下さい。
アフターケア
当工房の製品は、責任を持ってアフターケア・メンテナンス・修理を承ります。
ご自身では不安を感じるお手入れや、修理の必要が出た場合、当工房にご相談下さい。とくに、修理の必要がある場合は、出来るだけ速やかに使用を中止しご相談下さい。放置し使用を続けますと、修理が出来なくなる場合や修復不可能な事態が考えられます。また、思わぬ事故を引き起こしたりする事も考えられます。しばらくの間、当工房に里帰りさせて頂けることをお薦め致します。
また外縫いの製品の場合、コバのミガキ直しをしますと新品同様・・・とまではいきませんが、見違えるほどきれいになりますので気になる方はご相談下さい。
ご愛用頂ければ幸いです。
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